黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

年の瀬に、2020年の大反省会(その1)

くーすけです。
2020年も残すところ11日となりました。

今年、2020年は、歴史的な一年でした。コロナ一色。
個人投資家の私にとっても、大変な一年でした。
今回は、その反省文です。

今年3月、私は投資資産の約4割を失いました。
一言で言えば、コロナ禍の影響をもろに受ける銘柄群に集中投資して損切りが遅れ、暴落の中で恐怖に駆られて底値付近で投げ売りしたためです。

2月中頃から、当時の保有銘柄たちが下落を始めます。
2月末には、確か含み損率が10%に達していたと思います。
当時は、新型コロナも、すぐに収束するという楽観的な見方をしていたので、あろうことかナンピン買いをしたと思います。
3月初め、含み損率が15%か20%に達したあたりで、キャッシュがなくなり、今さら損切りも損失額が大きくてできないと思考停止し、何年も塩漬けすると覚悟しました。
ところが、そこから暴落が加速。
こうなると、これ以上下がったら私の人生が終わってしまう、家族にも大きな迷惑をかけてしまう、という恐怖にかられ始めました。
3月半ば、含み損率が40%を超えたところで、恐怖に耐えられなくなり、すべてを投げ売りしました。
資産が溶けていく恐怖からは解放されましたが、この後の人生をどう立て直すか、途方に暮れました。
その後、4月以降、相場反転上昇の波に乗り、少しは資産を取り戻しましたが、今日時点で昨年末比△31%です。

もし、当時の保有銘柄たちを持ち続けたとしたら、最悪で含み損率60%近くまでいきました。
その後、反転し戻していますが、コロナの影響で戻り切らず、今でも含み損率20%位です。

結果的には、投げ売りせずに保有を続けていた方がマシだったわけですが、含み損率60%に達したときに精神的に平常でいられたか全く自信がありません。
株式市場の暴落にかかわらず、日常の家庭生活やサラリーマンとしての仕事はありましたから、きっとそれらにも暗い影を落としていたことでしょう。

何がいけなかったのか。
・銘柄分散こそしていたが、コロナ禍の影響をもろに受けるという点では同じであり、全く分散になっていなかった。
・暴落初期にキャッシュを使い果たしてしまい、フルポジションのまま暴落相場に突入してしまった。
機械的損切りでできるよう、逆指値ロスカット注文を入れておくべきだった。
・そもそも、リスクを取りすぎた投資規模だった。
・そもそも、こうなったらこうしようという防御プランのない投資だった。(無計画)

こうやって書き出してみると、本当に、初歩的なミスです。情けなくなります。
せめてもの救いは、全て現物取引であり、信用買いをしていなかったことです。
信用買いをしていたら、おそらく投資資産は全滅。
私の人生は詰んでいたでしょう・・・。

(続く)

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鏡写しのように、また同じ失敗を繰り返すのか?