黒猫くーすけの資本家への道

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配当再投資部隊の優等生、8058三菱商事の2022年3月期2Q決算

くーすけです。
11月5日、配当金再投資部隊の8058三菱商事が、2022年3月期2Q決算を発表しました。
通期業績上方修正と増配のおまけつきでした。
今期予想EPSは501円、1株配当142円(11/5終値@3,530円ベースで配当利回り約4.0%)となりました。
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上方修正の主要因は、資源高です。
増配に関しては、同社は減配せずに利益成長に合わせて増配していく「累進配当方針」を採っていますが、142円に設定した考え方は不明です。
例えば、配当性向30%又は前期配当金額のいずれか高い方、とか掲げていてくれれば分かりやすいのですが、なぜに142円?という疑問は残ります。
いずれにしても、私の買い値ベースでは、税引前配当利回りは6%になります。
ありがたいことです。もっと買っておけばよかった・・・。

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8058三菱商事の20年チャート(出典:マネックス証券

同社の株価は、リーマンショック前の2007年ごろと同じ、史上最高値圏にあります。
この頃は、原油価格(WTI)が1バレル140ドルを超えていたように、今よりも資源高局面でした。
2008年3月期の当期利益が約4,600億円でしたが、今期は7,400億円の予想。史上最高益の見込みです。

ただ、この手のシクリカル株については、低PER・高配当だからといって素直に喜べない局面があります。
それは、景気がピークアウトして徐々に下り坂となる局面。
景気減速・景気後退を織り込む過程で株価が下がり、それに伴って、PERが切り下がるからです。
2008年は、まさにそうでしたね。

今回の好業績は、資源高に支えられたものです。
FRBが来年後半から利上げに踏み切れば、そして世界的にコロナが収束すれば、インフレは収まってくるでしょう。
そうなると三菱商事の業績(株価)も、ピークアウトするというのが自然な見方。
しかし、そうなっても減配はしないでほしいですね。
もちろん、株は売らずに長期保有します。