くーすけです。
先週は、４つの新規銘柄を長期投資部隊に組み入れました。
（うち３つは買い戻し）
そのうちの、3679じげん、について少し長いですがコメントします。
同社の株式は、今期２Q決算発表を境に、下げ足を速め、12月17日には300円を割ってしまいました。
そんな中で私は同社株を損切りし、しばらくして買い戻した訳です。
私は同社の12月2日個人投資家向け説明会記録を精読して、同社への理解を深め、期待が持てると意を強くしたところです。
随所に平尾社長の成長への意欲が感じられたからです。
ポイントをいくつか書き留めます。
１．「Z CORE」の創出
このままではいけない、売上収益100億円超の柱になる大きな事業「Z CORE」を創出するんだと経営戦略に掲げています。
同社では、この点につき、新規事業ではなく、既存のVertical HR領域（人材）とLiving Tech領域（不動産）を、「Z CORE」に昇華させる方針だそうです。
２．ＫＰＩ
ＫＰＩについては、以下の２項目です。
法人顧客数を基に単純に考えれば、業績（売上、利益）を4年後には2.5倍にするということ。それならEPSは50円を超えてきますね。
（法人顧客数）
2022年3月期2Q：2万社を2026年3月期：5万社に。
（積み上げ型収益）
前年同期比＋14％、積み上げ型中心への収益構造転換が進む
３．ブルーオーシャン戦略
中古車や不動産、リフォームなど、今はオンライン上でものが買えない領域で、集客から決済まで一気通貫で担う仕組みづくりを狙っているようです。「何でネットで買えないんだ？俺たちがＤＸを進めて、買えるようにしてやろうじゃないか。」という訳です。ブルーオーシャンですね。
４．海外進出
海外進出についても視野にあり、日本でのノウハウや能力を生かせる領域から考えていきたいし、越境ＥＣのような事業はすでに始めている。まずは情勢を見極めて、勝てる分野（中古車？）から進出していきたいとのことです。
５．現状の株価について
低迷する株価については、以下の通り発言されています。
ここはもう非常に真摯に受け止めて、対策を練っていきたいと考えております。一番やはりわれわれができることは、業績を伸ばすっていうところであるのですが、それだけじゃなくて、先ほどの足元の株価水準を考えた上でのコーポレートアクションですね、自己株式取得や配当による安定的な還元というところも実施をしていきたいと考えております。
≪筆者コメント≫
44ページもの資料で、ＩＴ用語やカタカナ用語も多く、その都度意味を調べながら、３回通読してようやく概略が理解できました。ただ、その労力に見合う収穫がありました。
こう言っては何ですが、個人投資家が銘柄分析をしようとしても、強いビジネスかどうか、長期潮流に乗っているか、くらいが限界でしょう。粉飾決算なんてまず見抜けません。
結局のところ、個別の中小型株に投資するとは、その会社の経営者を信じることなのだ、と思います。
私は、平尾社長の意気込みを買うことにしました。
※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。
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