黒猫くーすけの資本家への道

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金利上昇局面での投資の戦い方

くーすけです。
世界的なインフレ傾向を背景に、米国のみならず日本にも金利上昇の波が押し寄せてきました。
1月7日の米国市場では、10年債利回りが1.8%近辺まで上げています。
日本の10年債利回りも、いつの間にか0.145%まで上げてきています。
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ーー悪影響を受けるセクターは?
金利上昇は、負債の多い企業にとって借入コスト(費用)が増え、利益が減ることにつながります。
典型的な例が、不動産会社やREITでしょう。
長期固定借入れが多ければ、すぐには影響は出ないでしょうが・・・。
また、成長株については、金利上昇が理論株価を押し下げて、売り要因になるとよく言われています。

ーー恩恵を受けるセクターは?
貸出金利の上昇が期待できる銀行株にはプラスです。
1月7日には、8306三菱UFJフィナンシャルグループが、昨年来高値を取ってきました。
昨年末に中期投資部隊に組み入れて、買い増しもしたところですが、今のところ正解のようです。

ーー中期投資部隊は、どう対処するのか?
金利上昇の恩恵を受ける8306三菱UFJフィナンシャルグループと、金利上昇にも関係なく昨年来高値を更新し続けている8766東京海上HDの大型株2銘柄を主軸に戦います。
また、この局面でニーズが増えると思われる、長期固定型の住宅ローン「フラット35」の最大手、7198アルヒも、もう少し買い増しします。

ーー長期投資部隊は、どう対処するのか?
引き続き、戦闘力(成長性)の高い銘柄や、安定的に高配当を出してくれる割高でない銘柄の買い増しを続けます。
なお、1月7日時点で保有銘柄数が49銘柄に達したので、長期・中期ともに、新規銘柄の組み入れは中止します。

ーー保有している米国債ETFは、どうするのか?
保有継続します、というか買い増しするつもりです。
FRBの利上げが始まれば、債券価格は下落するでしょう。
しかし、それは短期であれ長期であれ米国金利を上昇させ、日米金利差拡大によって、円安の原因になると思います。
保有している1656は円建て為替ヘッジなしのETFなので、円安は円ベースでみると利益要因となります。
債券価格の下落と円安の綱引きとなりますが、分配金収入と円安によるキャピタルゲインとで、トータルでは保有継続に分があると踏んでいます。
また、来るべき米国株の下落局面においては債券は買われるだろうから、そんなに価格下落しないのではないかとも考えています。

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。
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