黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

3003ヒューリックへの投資の考え方

くーすけです。
先週、3003ヒューリックを新規購入しました。
同社株への投資の考え方などを整理しました。

f:id:kuronekokusuke:20220226094704p:plain
3003ヒューリックの2021年12月期決算説明資料
【現状の指標等】

(株価)1,028円
時価総額)7,894億円
(2022年12月期予想EPS)98.4円 → PER10.4倍
(2021年12月時点BPS)836.9円 → PBR1.23倍
保有不動産の含み益)364,610百万円 → 含み益を加えたBPS:1,311.7円
 ⇒ 含み益を考慮したPBR0.78倍
(一株配当)40円 → 配当利回り3.89%

定量的な数値目標】

2029年12月期の経常利益1,800億円(2021年12月期経常利益1,095億円)
 → 年間平均成長率+6.5%

【定性的な情報】
f:id:kuronekokusuke:20220226100546p:plain
ヒューリック社の事業戦略(2021年12月期決算説明資料から)

保有物件の所在地は首都圏で90%、都心5区で57%を占める首都圏集中型
・傘下にJ-REIT(3295ヒューリックリート投資法人)を有す
・海外資産を保有せず、マンション分譲を行わないなど、選択と集中ポートフォリオ戦略
・不動産以外の事業領域にも進出

【投資理由】

1.インフレヘッジ
 不動産はインフレ耐性のある資産であり、都心の優良物件を多く有する同社株を保有することで、私の資産のインフレによる資産目減りリスクをヘッジできます。
2.高配当
 3.8%の配当利回りは株式としては高配当の部類。J-REITの最優良銘柄の分配金利回り(8951日本ビルファンドで3.75%、8952ジャパンリアルエステートで3.76%)と同水準。300株保有株主優待もあります。
3.J-REITと比べた成長優位性
 J-REITは利益の90%以上を分配することで税制上の優遇を受けていますが、逆に考えると内部留保ができず、成長投資資金を増資や借入れに頼らざるを得ません。株式であれば、そういう制約なく利益を内部留保でき、それを適切なタイミングで成長投資に使うことができるし、借入等と組み合わせればレバレッジ効果が高まります。内部留保の活用による利益成長期待の点で、J-REITより不動産賃貸株に投資する方が有利だと考えています。
4.J-REITに出口チャンネルを有していること
 自社開発等した物件を売却できる出口(同社がスポンサーであるヒューリックリート投資法人)を持っていますので、適切なタイミングで利益確定することができます。J-REITとの利益相反とならないよう、露骨なことはできないでしょうが。

【投資方針】

現状300株保有で、3年程度の中期保有を想定。
同社が集中投資している首都圏には、富士山噴火や直下型地震のリスクがあることから、リスクを取り過ぎないよう保有株数の上限を1,000株とします。

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 高配当株へ
にほんブログ村

長期投資ランキング