黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

4063信越化学工業と3436SUMCOで、波乗り投資をやってみた

くーすけです。

4063信越化学工業と3436SUMCOの2銘柄で、波乗り投資をやっていたらどうなっていたか。
知りたくなって、シミュレーションしてみました。

投資ルールは、MACD月足とMACD月足シグナルとのゴールデンクロスの翌月始値で買い、デッドクロスの翌月始値で売るというもので、試算対象期間は、2012年1月以降の約10年間にしました。

結果はなんと、単純にホールドしていた方が成績が良かったというものでした!
4063信越化学工業では、単純ホールドしていたら約4倍になりましたが、波乗り投資では約2.8倍どまり。
3436SUMCOでは、単純ホールドで約3.3倍、波乗りで約2.8倍でした。
(ちなみに、「損切ありリターン」とは、株価が始値から20%下落したときには損切りして、その期の取引を強制終了するルールを導入したときのリターンです。このルールを導入すると、かえってリターンが悪くなったという結果は意外でした)

この結果が示すものは何か?
波乗り投資が意味がないと決めつけるのは、いささか短絡的です。
この10年間は、基本的に上げ相場で、両銘柄ともに株価は右肩上がりだったからです。
もしボックス相場だったとしたら、波乗り投資の方が好成績だったかもしれません。

投資する時点で、これから長期上昇相場になるのか、ボックス相場の中の一時的な上げ局面なのかは分かりません。
なので、あらかじめ適切な方法を選択することは不可能です。
どの投資手法を選択するか、まさに運命の分かれ道ですね。

このシミュレーションでは、MACD月足を使いました。
他にもっと良い指標があるのかもしれませんし、移動平均乖離率など他の指標を組み合わせれば精度が上がるのかもしれません。
でも、どういう指標を使っても、正確に株価の天底を予測することはできないと思います。
また、それなりの時間・労力が必要になりそうです。
それよりは、生活の質を上げることに時間・労力を使う方が、アラフィフの私にとっては意味がありそうです。

SUMCOのように、株価の上下動が大きい銘柄を上手に波乗りすれば、すごい投資成果を得られるんじゃないかと思って、シミュレーションしてみようという気になりました。
結論としては、思っていたほど波乗り投資は簡単ではないし、投入した時間・労力の割りに成果が出るとは限らないとは言えそうです。
運にも左右されそうですし、買いサインが出たとしても感情がジャマをしてサイン通り買えないかもしれません。
配当再投資の方が、よっぽど簡単だし、再現性もありそうで、個人投資家向きなんでしょう。



※ この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。↓クリックしてもらえると励みになります。
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