黒猫くーすけの資本家への道

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4626太陽ホールディングス ~PWB絶縁材料で世界トップシェア企業~ への投資について

くーすけです。
保有株を紹介するシリーズの2回目、今回は、長期投資枠で保有している4626太陽HDについてです。
最近は、9月決算、または9月中間期の企業から、資料が多く届きます。4626太陽HDからも送られてきました。

太陽HDを、一言でいえば、電子機器に使われるプリント配線板の緑色のインキ(これが絶縁材料)で世界トップクラスのシェアを有している企業です。
私は、「世界トップクラス」を維持しているということは非常に強い企業であるという判断に基づき、投資しています。

同社のセグメントとしては、エレクトロニクス、医療医薬品、その他、の3つがあります。
直近5年間のセグメント別売上高と営業利益の推移をまとめました。

エレクトロニクス(絶縁材料が主力)が営業利益率20%を超えていて、圧倒的な競争力を有していることが窺えます。
主力の中国市場が回復すれば、さらなる伸びが期待できます。
また、車の電動化・自動運転、工場等のIoTの進行など、プリント配電板を使う電子機器が増えていくことが想定されます。

医療医薬品は、売上高を急激に伸ばしてきていますが、利益の伸びは今一つです。
ただ、来期下期以降には、医薬品の製造受託事業が売上高貢献してくるとのことで、期待しています。

その他は、発電事業や食糧事業です。確か、昆虫の食材化を研究していたように思います。

ソルダーレジスト(絶縁材料)を武器に、高収益を謳歌している太陽HDですが、リスクがない訳ではありません。
有価証券報告書では、【事業等のリスク】が幾つも書かれています。
その一つに、「技術革新リスク」として、「電子機器にプリント配線板を使用しない方法等が普及すること」「プリント配線板にソルダーレジストを使わなくなること」が書かれています。

それが現実化する可能性を秘めたものとして、NTTが開発を進めている「光の半導体」技術があります。
一昨日のテレビ東京の「ガイアの夜明け」で初めて知りました。(ちなみに同番組のスポンサーの一つが太陽HD)
日本経済新聞の記事へのリンクです。
www.nikkei.com
電子ではなく、より高速の光を使って、情報を伝えて処理することで、これまでにない超低消費電力、超高速処理で半導体が動くようになるのが特徴だそうです。
これが実現すれば、電力使用量が減って、脱炭素や脱原発が一気に進むと思います。
これには非常に期待します、日本企業だし。

一方で、太陽HDの立場からは、これは大きな脅威になるかもしれない。
電気が他の配線に飛ばないように絶縁する訳ですが、そもそも電気を使わないなら、その必要がなくなる。
だからこそ、医療医薬品事業などに多角化しようとしているのかもしれない、、、。
私はこういう分野は全く知識がない文系人間なので、あくまで素人考えにすぎず、間違っているかもしれませんが、、、。
そういう訳で、同社への投資比率は、資金の5%以内に留めておこうと思います。

NTTか、、、。配当株として注目されていると思いますが、そういう技術で大化けする夢もあるんですね。



※ この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。↓クリックしてもらえると励みになります。
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