黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

2866グローバルX 米国優先証券ETFへの投資について (追記あり)

くーすけです。

昨年末から、2866グローバルX米国優先証券ETFを買い始めました。
ほぼ円建て資産で占められている私の資産の、円安リスクをヘッジする一環です。

このETFは、米国のETF・PFFDをベースにしているものです。
が、PFFD自体が上場されてから長くはありません。5年ほどです。
その5年間の価格変動を、NASDAQ指数と比べました。

PFFDとNASDAQ指数との比較(出典)SBI証券

NASDAQ指数には大きく劣後しています。
それやったら2866を買う意味ないやん、NASDAQを買った方がええやんと、買った後で思ってしまったワタシ。
どうも軽いなあ、、、猫なので。

優先証券への投資が報われるものなのかどうか、探してみると、野村アセットマネジメントが運用している投資信託「米国優先証券オープン」がありました。
1997年から運用していますので、26年の実績があります。
そのマンスリーレポートを引用させていただきます。

出典:野村アセットマネジメント

基準価格自体は、ややジリ安傾向です。
また、途中、2000年のITバブル崩壊時や2008年のリーマンショック時といった景気後退期には、大きく値下がりしています。
ただ、26年間ずっと分配金を再投資し続けた場合には、運用開始時の資産がほぼ3.5倍になっているとのことです。

このリターンについては、分配金にかかる税金を考慮すれば、実際のリターンはもっと低いでしょう。
さらに、NASDAQ指数は、この26年間で8倍以上になっています。

米国優先証券への投資リスクとしては、主に、以下のようなものがあります。
1 米国の金利動向
2 発行体の業績
3 為替(米ドル/円レート)
株式と一緒ですね。

2866は、毎月分配型で、ここ2ヶ月は1口4円の分配金です。
一口当たり年間48円(4円×12月)とすれば、@913円に対しての分配金利回りは5.25%になり、高配当ではあります。
ただ、飛びぬけて高配当という程ではなく、また基準価格がジリ安傾向なのが、引っかかるところです。

興味本位で買ってしまいましたが、長期保有するのが適切か、疑問になってきました。
素直に、株式インデックスファンドを買う方がええんちゃうか。
債券を保有したいなら米国債ETFを買えばええし。
再検討します。

(追記) 
考え直しましたが、投資を継続します。
単純に債券に投資するよりも、リターンがいい金融商品なので。
円安リスクのヘッジもできますし。

債券代替投資として位置づけます。



※ この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。↓クリックしてもらえると励みになります。
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