黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

5126 ポーターズの10年後業績予想

くーすけです。
今回の記事は、私のポジショントークです。
それを頭に置いて、読んでください。

出典:ポーターズ2022年12月期決算説明資料

私の持ち株の一つ、5126ポーターズが、先週末に2022年12月期決算と2023年12月期業績予想を発表しました。

業績予想は、12%の増収ですが、EPSは146円で、ほぼ横ばいです。
これを嫌気してか、同社株は今日一日で、△19%も売り込まれました。
この決算を分析します。

同社の売上高の大半は、サブスク型のクラウドサービス利用料です。
顧客は、大手を除く人材紹介会社、労働者派遣会社です。
HR業界の業務特性として、求職者と求人情報の更新・管理や業界特有の法令対応が必要なため業務内容が複雑だそうですが、同社のサービスはこれに対応し、顧客の業務効率化に貢献するサービスであるとのことです。
業務で常時使うサービスであることから、顧客はいったん導入したら、なかなか他に乗り換えにくいです。
実際、既存ID数の減少率は、0.11%と、極めて小さくなっています。
また、人材不足は簡単には解消されるとは思えないため、人材紹介業等は10年後でもなくならないでしょう。
このビジネスは、非常に手堅い、ストック型ビジネスであると言えます。

次に、同社の業績が、どこまで伸びるか予想してみます。
ここの売上高は、ID数に比例しています。
12月末時点の有料稼働ID数が約11,000件、ARPUが10,000円/月なので、これだけで、ほぼ売上高を説明できます。
11,000ID×10,000円×12月=1,320百万円
 ≒ 1,290百万円(2022年12月期売上高)
また、営業利益は、前期営業利益に、今期売上高増加額×0.6を加えたものとなっています(一時的費用を除く)。

これらを前提に、ID数は保守的に見て年5%ずつ増加、ARPUは据え置き、純利益は営業利益の65%、株式数は据え置き、で10年後の業績を試算してみます。

この表では、「リカーリング売上」のみを考慮しています。
その他の事業を考慮していません。予想できないからです。
また、ID数の増加率を年5%、ARPUは10,000円/月に据え置きと、かなり保守的な試算条件であること、対象事業所数6.8万社に対して同社顧客数が10年後でも1,200社(18,000ID÷1社あたり平均ID数15ID)でありシェア拡大の余地が十分にあることを考えると、実際は、もっと上値余地があると思います。
3-4倍高は、取れるのではないか。

2023年12月期の業績予想のうち、経常利益については、「開発、営業体制強化に伴う人員増加、AIや顧客層拡大に向けた開発費等の先行投資により、7.1%の増加を計画」とあります。
要は、将来の成長のための種まきをするということです。
成長株では珍しいことではありません。
長い目で見れば、全く気にする必要はないと考えます。

ここのところ株価が上がってしまって、買い増しできないなと思っていました。
が、今日の急落で、買い増しできました。
ありがたいことです。
あとは、10年定期貯金のつもりで、保有を続けるつもりです。



※ この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。↓クリックしてもらえると励みになります。
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