黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

投資で「シン富裕層」になるためには、、、(書評)

くーすけです。
今回は、久しぶりの書評です。

「日本のシン富裕層~なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか~」(大森健史、2022年)を読みました。
筆者は、海外移住コンサルタントとして、2万人以上の海外移住相談に対応した実績をお持ちだそうです。

在留資格を取るためには、高い資産要件や収入要件がある国が多いようで、海外移住相談の顧客は必然的に富裕層中心になるそうです。
また、顧客の資産形成プロセスには幾つかの共通パターンが見られること、2017年頃から新たなパターンの富裕層(シン富裕層)が現れてきたこと、などが述べられています。
さらに、彼らの特徴を踏まえて、どのようにすればお金持ちになれるかについても、言及されています。

あまり書くとネタバレになるので、詳しくは本書を読んでいただくとして、ここでは特に印象深い一節に絞って、コメントします。

投資で勝ち続け、何億も稼いで「シン富裕層」になれるほどの人とは、欲から解放された人か、ロジックを信じて実行し続けられる人なのです。

「欲から解放された人」
これを文字通りに実践するのは、非常に難しい。というか無理。
皆さんもそうでしょうけど、私は資産を増やしたくて投資をしており、金銭欲が動機です。
ただ、自分が株を持っていることを忘れられれば、欲から解放されたのと似た状態に至れるのではないかということは思いました。
忘れるのが難しいなら、あえて株価を見ないというのは実行できそう。
そうすれば、株価の上下動に自分の感情を乱されることは、多少は避けられそうです。

「ロジックを信じて実行し続けられる人」
ここでいうロジックとは、投資哲学、投資手法、投資対象などを指すものだと思います。
本書では、「この暗号資産(アルトコイン)は必ず上がる」と信じて忍耐強く持ち続けた結果、巨大な資産に成長した人のことを例として挙げていました。
私の投資でいえば、「利益が成長している企業の株価は、いつかは上がる。だから(利益が成長している限りは)買ったら売らない」という仮説がそれに当たると思います。
これを、念仏のように唱えて、自分に言い聞かせて、忍耐強く投資を続ける、ということでしょうか。

それにしても、「欲から解放」「信じて」という言葉には、宗教との親和性を感じます。
本物の宗教家や敬虔な信徒は、投資で大儲けできる資質を持った人達ということか、、、。



※ この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。↓クリックしてもらえると励みになります。
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