黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

3919パイプドHDを売却、4540ツムラを移管

くーすけです。
今週も上下動が割と大きかったように感じます。
わがPFは、含み益を減らしました。

そんな中で、超長期投資部隊を触りました。
3919パイプドHDを全部売却し、代わりに「3年波乗り部隊」から4540ツムラを移管しました。

3919パイプドHDは、「SPIRAL」が主力商品です。
そのストック性の強いビジネスモデルと、高営業利益率から、超長期投資部隊に組み入れていました。
しかし、詳しく調べていくうちに、「SPIRAL」は、そこまで強い商品ではないと分かってきました。
参入障壁が高くない、ということです。
この点は、同社自身が認めているところです。

2【事業等のリスク】
④競合との競争激化によるリスク
当社グループサービスの技術的な側面からみた参入障壁は、著しく高いものとは言えず、従って、資金力、ブランド力を有する大手企業をはじめとする競合他社が参入し、類似サービスを提供する事業者の増加が予想されます。(以下略)
(出典)パイプドHD㈱ 2020年2月期有価証券報告書 

また、「SPIRAL」の顧客満足度が、中くらいというのも気になるところ。
セールスフォースドットコムも参入していて、顧客満足度でリードされている状況もあるようです。

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ローコード開発の製品比較 (出典)ITreviewサイトから

そして、決め手は、私の本業で「SPIRAL」ではなくサイボウズ社「kintone」を使うようになったことです。(私は必ずしもkintoneが使いやすいとは思いませんが)
これらを総合的に考えて、超長期保有に耐えられるかと悩んだうえで、長らく含み損だったのが含み益に転じたタイミングで、薄利ながら売却することにしました。

代わりに、4540ツムラを超長期保有に切り替えます。
超長期投資部隊は、(買った時点で)時価総額1,000億円以下の銘柄を組み入れています。また、7年後配当利回りが4%以上と見込まれる銘柄という条件も設定しています。
ツムラは、いずれの条件にも当てはまりません。
ただ、漢方薬では同社の国内シェアは圧倒的であり、今後も国内の高齢者数は高止まりするため、市場規模は堅調と見込まれます。
また、中国マーケットへの食い込みも期待できます。欧米諸国への進出という夢もあり得ます。
将来的に、全世界で高齢化が進むと思います。東洋医学への注目も高まると思います。
そういう「長期的な潮流」に乗れる銘柄の一つだと思います。
以上から、超長期保有しようと考えるに至りました。
漢方薬は、飲むと苦いんですが・・・。

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。