黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

(仮説)新NISAが日本発の金融危機を招く?

くーすけです。
最近は、株式投資に関してはヒマなため、色々と物思いにふけっています。
テーマの一つは、5年先の日本経済がどうなっているか、です。
(何とも猫らしからぬテーマですな。)

黄昏の日本国

以下、今後5年間に日本経済がたどる道、についての考えを書きます。
あくまでも、私個人が考えた仮説、頭の体操ですので。


FRBの金融引き締め姿勢継続(長期化) ※今ココ
→円安要因

②新NISAの導入(2024年~)

→みんな、日本株じゃなくて、米国株や世界株を買いにいくでしょう
→5年で100兆円くらいは海外へ資金流出、結構な円売り圧力(国の外貨準備は150兆円くらいのはず)
→円安要因

③円安の長期化、加速化

→輸入インフレによる物価高が継続
→賃金の上昇は一過性
→大多数の国民は生活苦へ
→政治につつかれて、日銀はイールドカーブコントロールを撤廃、少なくとも長期金利の誘導目標を撤廃
 (短期金利まで誘導目標を撤廃すると、住宅ローン破産が続出するため、できない)
長期金利の上昇 (2022年12月に前例あり)
円高へ振れる

④-1 長期金利の上昇(=国債価格の下落)の国予算への影響
→国の予算編成で新発債・借換債に関する国債費の増加(政策的予算を圧迫)
→政治家は自分の選挙のことしか考えないので、国債発行してでも歳出を増やす
国債残高の増加ペース加速
国債費の増加ペース加速
→それまで金利高で日本国債を買っていた外国人が買わなくなる
長期金利がさらに上昇

④-2 長期金利の上昇(=国債価格の下落)の銀行への影響
国債価格の下落で、国債を多く保有する銀行の財務体質への懸念増加
→不安視された銀行で取り付け騒ぎに (2023年3月にアメリカで見た光景ですね)
→破綻懸念銀行への公的資金注入(財源は国債発行)
国債残高のさらなる増加

⑤国の予算編成が困難に
→日銀による国債引き受けを解禁
→円の信用が失墜、新NISAもあって、外国人だけでなく日本人も円から逃避
→(長期金利が高いにもかかわらず)円安へ逆戻り
→インフレへ逆戻り
 
金利高、インフレが、企業・個人の経済活動に冷や水
→景気の低迷(スタグフレーション
株価下落、不動産価格の低迷、、、


個人投資家としては、③の日銀の政策変更による一時的な円高の局面、又は政府による円買い・ドル売り市場介入の局面で、米ドルなど外貨に投資しておく。
円安がピークに達したときに円に戻し、⑥の株価下落、不動産価格の低迷の局面で、株式や不動産に大きく投資する。
上手くいけば、大成功を収められると思います。

ただ、このシナリオが実現すれば、日本人の多くが不幸になると思います。
当たらない方が良いですね。


※追記
よく言われる預金封鎖は、実施されないと思います。
さすがに憲法違反(財産権への不当な侵害)だと思うし、そこまで腹をくくれる政治家はいないと思いますので。
国民の反発を招く「増税」よりは、犯人が分かりにくい「インフレ税」で対処しようとするでしょう。