黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

9101日本郵船(海運株)への投資の目安

くーすけです。

昨日11月26日付の日経新聞朝刊に、日本郵船の社長インタビュー記事がありました。
ポイントは、来期(2024年3月期)以降は連結経常利益として2,000~3,000億円を安定的に稼げるようにしたいこと、株主還元を拡充していくこと(現行の配当性向25%)、でした。

9101日本郵船の10年チャート(出典:マネックス証券

海運株は、空前の好市況を反映して業績絶好調です。
ただ、この状況は長くは続かないと市場参加者は考えているようで、日経225銘柄にもかかわらず、PER1.5倍、配当利回り17%という、これだけを見ればとんでもない「安値」で取引されています。

インタビューの連結経常利益2,000~3,000億円は、今期予想の2~3割程度です。
ここからは単純な試算ですが、来期以降のEPSは、今期予想EPS2,000円の25%として500円。
配当性向30%になるとすれば、一株当たり年間配当金は150円。
先週末の終値@2,947.5円からすれば、配当利回りは5%ちょっと。
高配当ではありますが、最近では珍しくはありません。
これが何かの要因で、@2,500円くらいまで下げれば、配当利回り6%レベルになってきます。
その辺になれば、配当をもらい続ける前提(=年金株)で買えるかなと考えています。



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相場雑感(2022.11.26)~三井住友FGが好調

くーすけです。
もう今年も残り1か月ちょっとですね。

今週も株式市場は堅調でした。
持ち株の中では、8316三井住友FGが、高値を更新していきました。
ここは、売らずにがっちりホールドです。
PER10倍の、@5,800円くらいまでは上がってほしい。

前回記事でも書きましたが、例年この時期から12月権利日までは軟調な印象があるのですが、今年は違うようです。
今年は大半が下げ相場だったため、節税売りが出にくいのかもしれません。
含み損の銘柄は、みんな早々に損切りして、最近の上げ相場で含み益状態の人が多いのかな。
12月28日の権利日に向けて、相場が軟調になることを少し期待していたのですが、難しいかも。

狙っていた半導体関連株も、10月半ばを底に、急速に値を戻しました。
おかげで、仕込みそびれてしまいました、、、。
日経ヴェリタスが、半導体関連の特集を組んだ時が、半導体関連株の底でした。
残念ですが、仕方ありません。
気を取り直していきましょう。



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そろそろ節税売りの季節です。

くーすけです。
今年も残すところ40日ほどになりました。

株の世界では、年末に向けて「掉尾の一振」「年末ラリー」といった言葉があります。
年末に向けて株が上がりやすい傾向があるそうです。
私自身は、その恩恵にあずかった経験が少ないからか、そういう印象はないのですがね、、、

むしろ私の中では、年末は「節税売り」で、株価が調整する印象の方が強いです。
これについては、既にいろんな方がブログ等で説明されていますので、ここでは詳しくは述べません。
要は、今年の株式投資で利益が出ている場合、意図的に損失確定させることで、今年の所得税を減らしつつ、中には損失確定した銘柄を買い直すというテクニックです。節税と同時に、損切りした銘柄の取得単価を引き下げることが可能です。

11月後半頃から、12月の権利取り日(今年の場合、12月28日(水))まで続きます。
長期投資をする分には、気にしなくていいと理屈では分かるのですが、やはり持ち株の株価が下がるのは気分良くはありません。
でも、逆に考えれば、買い増し、あるいは新規買いをするチャンスでもあります。
税制の仕組みによる、株価のゆがみを上手く利用するということです。
そういう目で市場を観測するのも、また面白いでしょう。



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相場雑感(2022.11.19)~三井住友FGが高値更新

くーすけです。
紅葉が色づいてきました。

今週は、持ち株の8316三井住友FGが、大きく上昇してくれました。
今期業績予想の上方修正と、増配(年220→230円)を好感したものです。
株価も、コロナ禍後の高値を更新してきました。
今期予想EPSが580円なので、PER10倍の@5,800円くらいまで上がってくれることを楽しみに、配当を受け取りながら、保有を続けようと思います。

こういう増配してくれる高配当株を安い時に買うことが、シンプルではありますが、個人投資家株式投資で成功する確率の高い方法なんだろうと改めて思います。
売ったり買ったり繰り返すのも刺激があって楽しくていいですが、再現性がないように思うので。

そんなことを書く一方で、こちらも直近高値を超えてきた3003ヒューリックを、売ろうかどうか悩む自分がいます。
ここは12月が権利月で、300株保有でカタログから選べる株主優待がもらえます。
だからか知りませんが、上げてきています。
権利を取るか、いったん利確するか、、、。



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相場雑感(2022.11.12) ~急反発

くーすけです。
秋も深まってきましたね。

神戸の街並み

今週の相場は、急反発しました。
米国CPIの伸びが鈍化したことが理由とされています。
物価上昇率の水準自体は、まだ前年同月比で+7.7%と高水準です。
そのため、利上げペースが鈍化するとはいえ、金利水準が高止まりすることが濃厚です。
となると、景気後退を招き、企業業績が悪化すると予測するのが自然な流れです。

それにもかかわらず、急反発したというのは、市場参加者が買うきっかけを欲していたということです。
投資余力を残しておいて(高めておいて)、買うタイミングを待ち構えていたということです。
これは結構重要なポイントだと思っています。

昔のことになりますが、リーマンショックの時に、確かシティグループの関係のニュースをきっかけに「これ以上悪くならない」というムードが拡がって、市場が底打ちしたことを覚えています。
2009年3月のことでした。
当時の私は、「企業業績の悪化は、まだまだこれから」と警戒モードで、株式を買う勇気がありませんでした。
結果、超バーゲンセールの株式を買いそびれてしまいました、、、。

まあ、私の昔話はこれくらいにして、今後の展開です。

10月CPI発表で、市場が底打ちするかどうかは分かりません。
ただし、底打ちが近い、又は既に底打ちした可能性も、低くはないと思っています。
どうするか?
有望な株を、ちょっとずつ買い増しています。
それが、大成功にはならないかもしれませんが、大外れもしない現実的な方法だと思っています。

今週は、新規に6963ロームを買いました。
半導体銘柄です。
1単元が高額なので、マネックス証券の「ワン株」を使って、チビチビと買っていきます。



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4063信越化学工業と3436SUMCOで、波乗り投資をやってみた

くーすけです。

4063信越化学工業と3436SUMCOの2銘柄で、波乗り投資をやっていたらどうなっていたか。
知りたくなって、シミュレーションしてみました。

投資ルールは、MACD月足とMACD月足シグナルとのゴールデンクロスの翌月始値で買い、デッドクロスの翌月始値で売るというもので、試算対象期間は、2012年1月以降の約10年間にしました。

結果はなんと、単純にホールドしていた方が成績が良かったというものでした!
4063信越化学工業では、単純ホールドしていたら約4倍になりましたが、波乗り投資では約2.8倍どまり。
3436SUMCOでは、単純ホールドで約3.3倍、波乗りで約2.8倍でした。
(ちなみに、「損切ありリターン」とは、株価が始値から20%下落したときには損切りして、その期の取引を強制終了するルールを導入したときのリターンです。このルールを導入すると、かえってリターンが悪くなったという結果は意外でした)

この結果が示すものは何か?
波乗り投資が意味がないと決めつけるのは、いささか短絡的です。
この10年間は、基本的に上げ相場で、両銘柄ともに株価は右肩上がりだったからです。
もしボックス相場だったとしたら、波乗り投資の方が好成績だったかもしれません。

投資する時点で、これから長期上昇相場になるのか、ボックス相場の中の一時的な上げ局面なのかは分かりません。
なので、あらかじめ適切な方法を選択することは不可能です。
どの投資手法を選択するか、まさに運命の分かれ道ですね。

このシミュレーションでは、MACD月足を使いました。
他にもっと良い指標があるのかもしれませんし、移動平均乖離率など他の指標を組み合わせれば精度が上がるのかもしれません。
でも、どういう指標を使っても、正確に株価の天底を予測することはできないと思います。
また、それなりの時間・労力が必要になりそうです。
それよりは、生活の質を上げることに時間・労力を使う方が、アラフィフの私にとっては意味がありそうです。

SUMCOのように、株価の上下動が大きい銘柄を上手に波乗りすれば、すごい投資成果を得られるんじゃないかと思って、シミュレーションしてみようという気になりました。
結論としては、思っていたほど波乗り投資は簡単ではないし、投入した時間・労力の割りに成果が出るとは限らないとは言えそうです。
運にも左右されそうですし、買いサインが出たとしても感情がジャマをしてサイン通り買えないかもしれません。
配当再投資の方が、よっぽど簡単だし、再現性もありそうで、個人投資家向きなんでしょう。



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信越化学工業とSUMCO、どちらを買う?

くーすけです。

私は、4063信越化学工業保有していますが、他にシリコンウエハ専業の企業として、3436SUMCOもあります。
今回は、これら2社について考察します。

まずは、両社の直近10年間の株価推移です。

青線:信越化学工業、赤線:SUMCO(出典:マネックス証券

10年前を起点とすると、ここ数年は信越化学工業が優位ですが、過去にはSUMCO信越化学を大きく上回った時期もありました。
SUMCOは、株価の振れが激しいですね、、、。

次に、2021年と2022年の上半期での業績比較です。(信越化学工業は、電子材料セグメントの業績です)

信越化学工業SUMCOの業績比較

どちらも増収増益でした。
この期間の営業利益は、SUMCOが急回復しました。
しかし、それでも金額では、信越化学の半分以下です。
営業利益率でも、信越化学に及びません。
信越化学の電子材料セグメントには、シリコンウエハ以外の商品もあるでしょう。
また、両社のシリコンウエハには、サイズなどで棲み分けがあるのかもしれません。その辺はもう少し調べる必要がありそうです。
ただ、単純な比較かもしれませんが、信越化学の強さをうかがい知ることができます。

これまでの各期の収益の差が積み重なり、研究開発力や設備投資力の差となって現れている。
SUMCOとしては、なかなか信越化学に追いつけないというのが実情ではないか。
そうならば、長期投資するなら、やはり信越化学か、、、という仮説を立てられます。

一方で、SUMCOの株価は、上下動が激しいですね。
それを上手く利用できれば(上手く波乗りできれば)、信越化学を上回る投資利益を上げることができるのかもしれません。
中期投資部隊に組み入れようかな、、、



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