黒猫くーすけの資本家への道

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米国ハイイールド債のスプレッド

くーすけです。
今回も、私が定点観測している指標を紹介します。
”炭鉱のカナリア”として機能する米国ハイイールド債のスプレッドです。

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米国ハイイールド債のスプレッド推移 (出典)野村アセットマネジメントHP

これは、米国ハイイールド債利回りと米国10年債利回りの差です。
安全資産である米国10年債利回りに、どれだけプレミアムが乗っているかを示します。
ハイイールド債は低格付けですから、デフォルトもそれなりに発生します、特に景気後退局面では。
それにもかかわらず買われているということは、投資家たちが当分デフォルトが頻発するような局面にはならないだろうと考えていると推測されます。
つまりは、スプレッド値が小さければリスク選好局面、大きければリスク回避局面と言えます。
これは、経済指標ではなく、投資家心理を表す指標として機能すると思います。
同じようなものにVIX指数がありますが、私はこっちの方が優れていると思います。
現在は2.42%で、グラフにもあるように、2014年以来の低水準です。
みんながリスクテイクしているということは、何かのきっかけで、「出口に殺到する」可能性が高まっているとも言えます。
この指標だけを見ると、そろそろかな・・・と思ってしまいます。

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。