くーすけです。
ウクライナの方に気を取られているうちに、米国金利に異変が。


3月4日時点で、10年債利回りが1.73%、2年債利回りが1.48%で、差は0.25%にまで縮まってきています。
FRBの利上げ姿勢を受けて2年債利回りが上昇した一方で、10年債利回りが急落したのが要因です。
2年債は、短期債であることからFRBの金融政策の影響を強く受けます。
2年後にはFRBの政策金利が1.5%くらいになっているんじゃないか、と市場参加者が思っているということです。
それは理解できるのですが、ここにきて10年債利回りが下げたのはなぜか?
ウクライナ情勢を受けて、市場参加者がリスク回避姿勢を強めているのが一因でしょう。
果たして、それだけか?
ひょっとしたら、市場参加者は、ロシアに対する経済制裁等による世界経済停滞を織り込み始めたのかもしれません。
長短金利の逆転現象は、景気後退の前兆と言われます。
確か前回は2018年に発生したと思います。
今回も発生するのか?要注目です。