くーすけです。
わがPFの中での一番の問題児、7198アルヒの2022年3月期2Q決算を精査しました。
1.結論
今すぐ損切りするほどではないが楽観はできないなと感じます。
長期保有には不安があり、今後の業績推移を注視します。

同社が強みを有しているフラット35ですが『国内銀行の積極的な融資スタンスが今上期も継続したことでフラット市場は苦戦』とコメントしています。
2.アルヒの論点
私は、アルヒには二つの論点があると思います。
(1)そもそもフラット35という住宅ローン商品に未来はあるのか
(2)フラット35におけるシェア争いで優位性を保てるか
3.論点(1)に関して
・フラット35は、変動金利型や10年固定型などと比べて、借入利率は高め。
・フラット35が有利になるのは、「これから金利が高くなる」「これからインフレになる(貨幣価値が下がる)」と予想される局面。したがって、今はフラット35のニーズが高まってもおかしくない局面。
・ただし、人口が減っていく日本において住宅ローンに対する需要が減っていくのは明らか。そのため、同社は、中期経営計画で、新規事業に進出し事業領域を広げていくことを明示。
・新規事業が上手くいくのかは、まだ分かりません。フラット35もレッドオーシャンですが、新規進出分野もレッドオーシャンではないかという気がして、利益率の低下は必至かと。