黒猫くーすけの資本家への道

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信用評価損益率について

くーすけです。
今回は、私が定点観測しているデータの一つ、信用評価損益率についてです。

「信用評価損益率」とは、信用取引で株を買っている人が買値と比べて今どのくらいの損失状態であるかを見る指標です。直近の時価に基づく「信用買い残」の時価から、信用取引の買い建て時の融資額等から計算される推定買い建て値を差し引いて評価損益を求め、3市場の信用買い残で割って求められるものです。数値がプラスだと買い残の多くが評価益の出ている状態で、数値がマイナスだと買い残の多くが評価損の出ている状態を示します。
(出典)SMBC日興証券ホームページ

個人的に、この指標は、相場の天井・大底を示すシグナルとして、かなり有用だと思っています。

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青:日経平均株価(左軸)、赤:信用評価損益率(右軸)

通常はマイナス圏で推移することが多いこの指標ですが、まれにプラスになることがあります。
直近では2013年春、アベノミクス相場第1波のクライマックスの頃でした。
(その直後に、バーナンキショックが発生して第1波は終焉)
その前は、2005年末の急騰相場まで遡ります。
(この時は、ライブドアショックホリエモン逮捕)で終焉)

逆に、この値が△30%を下回ってくると、大変な暴落相場です。
リーマンショック時やコロナショック時は、△30%台まで下がりました。
こういう時に少しずつ株を仕込むことができれば、何年かすれば「お宝ポジション」になっている確率が非常に高いです。
コロナショックでは、逆に私は狼狽売りしてしましたが・・・。

直近値(2021年4月2日)は△7.59%で、まだ過熱感があるとまでは言えません。
△5%を上回ってきた辺りから、過熱感を意識すべきでしょう。
もう少し先かなと思います。

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。