黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

ナスダックが首を垂れる、長い冬の訪れか?(相場雑感)その1

くーすけです。
先週、長期投資部隊・中期投資部隊ともに、大幅に株式保有を減らしました。
その考え方を述べます。

f:id:kuronekokusuke:20220122072826p:plain
ナスダック指数の5年チャート(出典:マネックス証券
1.米国ナスダック指数

下落傾向が鮮明で、75週線にタッチしようとしています。
5週移動平均線と25週移動平均線デッドクロスも達成済み。
米国10年債利回りは一時1.9%に達しました。
上の5年チャートを見て、局面が変わりつつあるのではないかと感じるのは、私だけではないと思います。

背景にあるのは、各所で報じられているように、インフレ進行を背景にしたFRBの金融引き締め観測でしょう。
以前から心配されていた事態が、現実のものとなりつつあります。

少し前まで、ナスダック指数にレバレッジをかけた商品がもてはやされていました。
その人たちの損切りに、機関投資家の売りが重なり、想定外の下落もありえるでしょう。
まるでマザーズ指数のように、行き過ぎたものはその反動で大きく逆にも振れるものです。

2.業績相場も終わり?

2020年春からの株価急反発は、中央銀行の金融緩和によるところが大きいと思いますが、企業の業績回復によるところもあったと思います。
よく耳にするのは、金融相場が終わり業績相場に移行する、ということですが、私は違和感を感じていました。
なぜなら日本企業も含め、全体としては企業業績が堅調だからです。
ただ、ここにきて、原油高や原材料価格高騰が、企業業績を圧迫しています。
コロナ禍もオミクロン株によって、想定外に長期化し、経済活動の正常化が遠のいています。
金融引き締めによって株価が下がれば、資産効果も消え去るでしょう。
そういう風に考えると、業績相場に移行するのではなく、業績相場も終わってしまうのではないかと思います。

(次に続く)

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 高配当株へ
にほんブログ村

長期投資ランキング